計量や体重超過時の対応について

ボクシングの国内統括団体である一般財団法人日本ボクシングコミッション(JBC)が、今年の9月14日に、体重超過時の対応について、ルールを改定しました。

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告示 平成30年9月14日
一般財団法人日本ボクシングコミッション
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改定ルールでは、初回計量時に契約体重に対し3%以上超過した場合は失格で試合は中止となると規定されています。
超過体重が3%未満の場合は、2時間以内の再計量猶予が与えられ、それでも不合格の場合、試合は中止と規定されています、
しかし、その後段に「試合を中止しない場合は、試合当日に再計量を義務付ける。再計量時の体重が契約体重 を8%以上超過した場合、試合出場は不可。(試合は中止)。」と規定されており、試合実施可否について何らかの協議を行う余地を残していようにも捉えられます。

さて、以前このコラムでも「UFCでの計量オーバー選手の戦績」など、計量超過をテーマにした話題を取り上げてきましたが、MMAでも体重超過に関する問題は度々発生しており、各団体でもその対策に追われています。

昨年12月、RIZINに出場予定のギャビ・ガルシア選手が体重超過により試合が中止となった際には、スポーツライターの高崎計三氏により体重超過問題に関する問題提起がなされました。
その中で、各団体における体重超過時のルールについても触れられていました。

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RIZINには、計量オーバーが発生した際にどういう措置が取られるかという規定が存在しないという点。他団体では「再計量時点でも●kg未満のオーバーならペナルティ(減点、違反側が重いグローブを着けるグローブハンデなど)付きで試合成立。●kg以上は試合中止」などと決められており、計量当日(つまり試合前日)のうちに試合への対応が決定する。RIZINでは過去にも計量オーバーが発生しているが、その都度「協議」が行われている。「こうなったらこう」というシステマチックなルールが存在しないのだ。
(高崎計三 「体重オーバーで試合中止」を阻止せよ! 各団体で進む抑制策の実態とは|VICTORY:2018年1月18日)
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そこで、既に前段でボクシング(JBC)のルール改定事例を取り上げましたが、国内の主要MMA団体が計量や体重超過等についてどのような規定を設けているのかまとめてみましたので参考までに掲載いたします。
体重超過時の対応についての規定(一覧:2018年11月1日現在)

今後も引き続き、各団体で計量や体重超過に関し、選手の身の安全を最優先した上で、各種制度等の整備について議論されていくものと思われます。