反則:「目つぶし(eye gouging of any kind)」

目つぶしは言うまでもなく反則です(“eye gouging”の “gouge”は、「掘る(彫る)」「〈穴を〉あける」などを意味します)。
指で目を突く行為(eye poke)は当然反則です。指だけではなく、あごや肘を目に押し当てる行為も目つぶしと見なされます。
目つぶしの意味でよく使われる「サミング(thumbing)」は、元来、親指(thumb)を立てて目を突く行為を意味していました。
目は非常に重要な器官です。目へのダメージに関してはルール上も配慮が必要です。MMAユニファイド・ルールでは、2017年から、“eye gouging”だけではなく、広げた指を相手の顔や目に向ける行為(fingers outstretched toward an opponent’s face/eyes)も反則となりました(JMOC COLUMN:6月1日の記事を参照)。
なお、正当なパンチ・打撃が目や眼窩に当たった場合などはもちろん反則ではありません。