ハンドラップ2018基準
2018年7月、JMOC監修の下、各プロモーション競技運営組織(RIZIN SANCTIONING BODY、ZST実行委員会等)において新たなハンドラップ規定(ハンドラップ2018基準)が施行されました。
JMOC監修の下、各プロモーションにて2018年7月より施行されたハンドラップに関する規定
(抜粋)
手へのバンテージおよびテーピング(ハンドラッピング)
選手は手にバンテージ、テーピングを任意で使用(以下、「ハンドラッピング」という。)する場合、次に掲げる基準等の範囲内で使用しなければならない。
①ハンドラッピングにあたっては、拳の前面部(ナックルパート)ならびに中手骨骨頭部(ナックルアーチ)にはテーピングを使用してはならない。ただし、指と指の間には細く切ったテープのみ通すことが認められる。
②ハンドラッピングにあたっては、内外部に芯、紙縒り、その他の異物を使用してはならない。
③ハンドラッピングにあたっては、素材や数量等について審判員による安全性のチェックを受けることとし、安全性が確保されていることが認められた物のみ使用することが出来る。
それではここで、JMOCが監修するハンドラップ2018基準をご紹介します。
STEP1 下地のテーピング
拳前面部(ナックルパート)ならびに中首骨骨頭部(ナックルアーチ)にテーピングを使用することはできません。ナックルアーチは拳の先端(赤線)からおよそ指1本分を目安に青い線の位置までを目安とします。下地段階においてもナックルアーチにはテーピングを使用しないでください。
拳を横から見た場合の下地テーピングです。
右側の拳は下地テーピングがナックルアーチにかかっています。左側の拳が規定に合致したものとなります。
STEP2 指と指の間のテーピング
指と指の間に通すこと認められるのは細く切ったテープのみとなります。
バンテージを指と指の間に通すことは認められません。
指と指の間に通すテーピングは、丸まって紙縒り状にならないように注意してください。(上記写真は、紙縒り状にはなっていません。)
STEP3 バンテージの上からのテーピング(完成形)
バンテージの上からも拳前面部(ナックルパート)ならびに中首骨骨頭部(ナックルアーチ)にはテーピングを使用することはできません。拳の先端(赤線部)からおよそ指1本分を目安に青い線の位置まではテーピングを使用しないでください。