「JMOC ALL JAPAN REFEREE CARAVAN 2022」始動にあたって
TOPICS
・2018年に開始したCARAVANシリーズは5シーズン目に突入
・JMOCは、有志会員の支えやMMA関係者、ファンのみなさんの応援で成り立ってきた
・これからも中立な第三者機関としての存在意義を見失うことなく、情報の共有を進めていく
「JMOC ALL JAPAN REFEREE CARAVAN 2022」始動にあたって
2018年に開始した「JMOC ALL JAPAN REFEREE CARAVAN」も5シーズン目。2022年は「JMOC MMAレフェリー&ジャッジ基礎講習」(3月26日:オンライン)から始まります。以前は札幌から沖縄まで、全国各地をまわってセミナーや講習を開催してきましたが、コロナ禍のなか、ここ2年はオンラインで実施しています。各地の関係者やファンのみなさんと対面でお目にかかれないのは残念ですが、オンライン開催により、全国各地からより多くのみなさんにご参加いただけるようになりました。今回も参加募集の初日で定員を超える応募がありました。ご応募、ありがとうございます。定員枠を急遽拡大して追加募集をしていますので、どうぞお気軽にご参加ください。
また、これからも、公式ホームページやSNSで情報を発信してまいります。我々の発信する情報が必ずしも公式記録というわけではありませんが、総合格闘技=MMAというスポーツ(公共財)における中立の第三者機関として、我々が関与したMMA競技の情報を共有していこうと思います。
JMOCは、有志会員のみなさんからの会費によって支えられ、現役MMA審判員が非常勤のボランティアで活動を進めています。そんな弱小組織が、2018年に本格的な活動を始めて以来、MMA関係者やファンのみなさんからたくさんの応援をいただいてきました。JMOCにできることは、限られています。これまでも「できること」からやってきました。それらの多くは、実は、我々に期待を寄せてくださる方々からの「○○をやってくれませんか」という要望や、「△△をやりませんか」という提案がもとになっています。なかには期待が大きすぎて、我々の力ではお応えできなかったこともありましたが、とにかく、みなさんの期待と応援を糧にこれまでなんとかやってきました。
JMOCは、MMA審判員の養成・育成とともに、各プロモーションにおけるルールの整備や競技運営にも携わってきました。これらの様々な活動のなかで蓄積した情報や知見を、講習会やセミナー、あるいはSNS等で少しずつ公開してきました。これらの情報に、関係者やファンのみなさんから多くの関心を寄せていただき、ご活用いただいています。ありがとうございます。
JMOCは、組織としてはあまりにも小さく、発信する情報もメンバー個々の力と献身によるところが大きいです。それでも、情報を公開し続けるなかで、いつの頃からか、JMOC発の情報・見解がある種の公的(オフィシャル)なものと見なされるようになってきました。JMOCは、中立ではあるものの、わが国のMMAを公的に管理あるいは代表する機関ではありません。しかし、諸外国や他競技におけるようなコミッション不在の状況で活動を続けるなかで、我々への期待が高まり、それに伴い責任が重くなってきていることを自覚しています。これからも、中立な第三者機関としての存在意義を見失うことなく、情報の共有を進めていく所存です。
これまでも試合結果、ルールや審判に関わる記事(コラム)をホームページ上に掲載してきましたが、今後はさらに、JMOCの諸活動、例えば、各種講習・セミナー、各大会後のフォローアップミーティングなどの内容も一部紹介していく予定です。ご活用いただければ幸いです。ホームページとSNSのフォローもよろしくお願いいたします。
ただなにぶん、普段は他に多忙な本業をもつ非常勤のボランティア・メンバーによる活動ですので、ときに情報の発信が遅れたり、時々まちがったりすることもあろうかと存じます。どうかご海容を賜り、引き続きのご支援をお願い申し上げます。