ABC(Association of Boxing Commissions and Combative Sports)の『行動規範』(Code of Conduct)

ABC(Association of Boxing Commissions and Combative Sports)の『行動規範』(Code of Conduct)では、格闘スポーツのオフィシャル(審判員)に対して、次のような行動を禁じています。

・プロモーター等に対して、自分を大会や試合の担当にするように懇願すること。
・担当が決まったあと、選手やトレーナー等と社交的な接触をすること。
・イベント中・前後に、ソーシャルメディア(Facebook、Twitter、Instagramなど)を含む、あらゆるメディアに発信すること。
・試合の前夜に飲酒をすること。

これらは『規範』に列挙された項目のごく一部ですが、わざわざ明文化するまでもない内容で、常識的なことが書いてあるにすぎません。上のような行動を取る審判が日本のMMAにまだいるのであれば、残念なことです。

MMA審判に聖人君子であることを求めているわけではありません。オフィシャルという役割にふさわしい振る舞いをせよ、というだけのことです。

『規範』の最後には次のような文言があります。

「あなたの仕事に常に誇りを持ってください。オフィシャルへの敬意は、イベント中だけでなく、イベント後にも作られることを忘れないでください。」