RIZIN.18前日のルールミーティングにて

RIZIN.18前日のルールミーティングにて。

—豊永 稔/Facebookより—

この前のRIZINでのルールミーティングで、僭越ながら、審判として、最後補足をさせて頂きました。

「我々審判員、審判団及び競技運営オフィシャルは、競技の運営に関しては、中立に、そして公平に更に公正に行うことが絶対です。
だけど、試合の中で危険な場面が生じれば、瞬間的な判断で止めます。
これは、選手の安全を守るためです。
瞬間的な判断なので絶対はありませんが、我々は最善を尽くします。
ですが、我々だけが、試合を止める権限があるわけではありません。
セコンド、コーナーマンは我々と同じ様に止める権限があります。
我々審判は、選手の全てを理解しているわけではありません。
あくまでもリング上の状態だけをみて試合を止めるか判断しています。
だからこそ、セコンドやコーナーマンの人達には、選手を鼓舞するだけでは無く、選手の状態を理解して確認してもらいたいと思っています。
何故ならば、セコンドやコーナーマンは、選手と練習を一緒に行い、私生活でも共にすることが多いから。
ただ単に当日の状態だけでは無く、選手の日常の体調を把握し、減量などによる、コンディションを一番身近に分かっているから。
だからこそ、異変を感じたら、躊躇無くコーナーストップをするべきだし、選手を守って欲しい。
選手を作りあげるのは時間がかかります。
ですが、壊れるのは一瞬です。
審判の、我々だけが、選手の安全を負担するのでは無く、セコンドやコーナーマンも一緒に負担してこその格闘技です。
誰かのせいにするのは簡単ですけど、そんなことよりも選手を一緒に守りましょう。」