ボクシングにおけるタイムキーパーのミス

プロボクシングの試合でタイムキーパーのミスが続いています。昨日(4月5日)エディオンアリーナ大阪第2競技場で行われたフェザー級8回戦、堤本京介vsテイル渥美の第3ラウンドが通常の3分間ではなく、1分少ない2分で終了ゴングが鳴りました。試合は次の第4ラウンドでテイル選手がTKO勝ちしましたが、第3ラウンドが短縮された影響がないとは言い切れません。

昨年12月24日にも、大阪で行われた東洋太平洋バンタム級王座決定戦でタイムキーパーが第6ラウンドが4分、インターバルも2分にするミスをし、このタイムキーパーには無期限資格停止の処分が下されたばかりです(処分の通達書はコメント欄参照)。

多くの格闘技の試合で行われている行為は非日常的であり、スポーツとして行われなければなりません。したがって、競技における時間を定め、その範囲内で競わなければなりません。タイムキーパーは目立たない仕事ですが、短い時間内で何が起こるかわからない格闘技において重要な役割を担っています。
選手・セコンドは、その時間のなかで試合を組み立てます。レフェリーもタイムキーパーの計時を参考にしてレフェリングを行います。かつて国内MMAでも類似の事例があったという話を聞いたことがありますが、決して起こってはならないことです。

https://hochi.news/articles/20190405-OHT1T50325.html