【コラム】一般社団法人日本修斗協会との連携協定締結について
写真は左から、豊永稔(JMOC会長)、佐藤ルミナ(日本修斗協会理事長)、横山忠志(日本修斗協会副会長、JMOC理事)
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このたび、一般社団法人日本MMA審判機構(JMOC)は、2019年3月21日付けで一般社団法人日本修斗協会と審判員等の育成に関する包括連携協定を締結いたしました。
本協定は、審判員の養成・育成等を通じて、日本修斗協会とJMOCそれぞれが有する知的資源・人材・イベント等を相互に活用し、修斗およびわが国MMAの発展に貢献することを目的としています。具体的な活動内容としては、アマチュア修斗の大会においてJMOC審判員が審判を志望する人たちに指導を行うこと、アマチュア修斗の試合をJMOC研修審判員のための実地研修に活用させていただくことなどがあります。実はこれらの取り組みの一部はすでに昨年から始まっていました。
これまでもJMOCの理事(豊永・福田)がプロ修斗の審判を務めてきました。また、昨年7月に開催されたJMOCレフェリー&ジャッジ講習会には多くの修斗関係者のみなさんが受講され、活発な質疑応答や議論がなされました。その後もプロ・アマ大会の現場を通じて、関係者間の信頼関係を築いてきました。その中で感じたことは、修斗・JMOC、それぞれ組織・メンバーが様々な知的資源を有していながら、個人レベルでの部分的な情報交換しかできておらず、貴重な財産が必ずしも共有できていないことでした。およそ1年の協同を経て、先般、組織間の正式な連携協定を締結することとなりました。お互いがもつ資源を有効に活用しながら、垣根を越えて、わが国MMA界の更なる発展のために努めてまいります。
地方における審判員育成も課題です。全国各地で開催されるアマチュア修斗の大会を通じて、審判員の養成・育成を図ってまいります。東京で行っている研修等を今すぐ地方でも実施することは難しいですが、形を変えながら徐々に地方に広げていく方策を考えてまいります。
今後も団体・プロモーションにかかわらず、MMAというスポーツ(公共財)の情報を、これまでどおり、公開・共有していきたいと思っています。