スポーツ審判30の基本

スポーツ審判のためのサイト‘REFEREE’に審判の基本がリストアップされています。主にチームスポーツを想定したリストです。なかには物騒な項目もありますが、格闘技の審判にも応用できるものもあります。ご参考まで。

【ゲーム前】
1.試合の場所には早めの時間に到着すること。ゲーム前に決してあたふたしない。ゲーム時刻の前には十分な時間を確保すること。
2.あなたが審判着を着ている建物近くの十分明るい場所に車を駐車すること。車が囲まれないように十分なスペースを空けよう。
3.試合前の打ち合わせを細部にわたって行うこと。以前に同じパートナーと一緒にやったとしてもそれをやろう。
4.行政的な手続を早めに済ませること。問題を解決するために十分な時間を取ろう。
5.規格に則った清潔なユニフォームを着ること。自分をシャープに見せればうまくスタートが切れる。
6.試合場をチェックすること。試合前に潜在的な危険をなくしておこう。
7.チームのキャプテンまたはコーチと短いミーティングをしよう。キャプテンには、彼がチームのリーダーであり、その役割を果たすよう求められることがあることを伝えよう。簡潔に!
8.試合前の練習中に選手を観察すること。対戦相手はゲームの前にお互いを脅そうとすることがある。その芽を摘むこと。
9.用具を調べること。笛など正常に機能していることを確認すること。
10.リラックス。あなたが緊張を見せたならプレイヤーはそれを見抜く。

【ゲーム中】
11.ハッスル! でも、ハッスルしすぎない。やり過ぎは逆効果になる可能性あり。
12.クルーの同士と話そう。誰が何〔情報や知識〕を得ているのかお互いに知らせ合おう。
13.必要に応じてプレイヤーに話しかけよう。誠実であることで良い関係を築こう。ただ、過度にフレンドリーにならないように。あなたの声によって、あなたがそのエリアにいることをプレイヤーたちに知らせよう。
14.コーチと適宜話しをしよう。会話は簡潔に、要領よく。
15.ゲームを動かし続けよう。パートナーと協議する必要があるならば、そうしよう。ただし簡潔に。
16.明確なシグナルを出そう。個人的に作り変えることなく、すべての動きを短く明瞭に、はっきりと。
17.プレーヤーに医学的援助やアドバイスをけっして与えないこと。その仕事は適切に訓練された医療関係者に属することである。
18.危険な天候になったら、ゲームを中止すること。
経験則:もし〔判断を〕間違うなら、安全な方に間違うべし。
19.大きなペナルティや退場のあと〔の行状〕を追っておこう。もし、訴訟が提起され、あなたが被告または証人として指名された場合、役に立つかもしれない。
20.ゲームマネージャがどこにいるのかを知っておこう。緊急事態においては、彼をすぐに見つけられなければならない。

【ゲーム後】
21.遅れることなく〔クルーと〕一緒に会場を後にしよう。安全性を確保しよう。
22.記者と話をしないこと。すべての質問を担当者にゆだねること。
23.ホイッスルを外しておくように。群衆の中を歩くとき、偶然に引っ掛かったり、意図的につかまれることがある。
24.ファンへのコメントは限定的に。ファンが丁重に合理的な質問をする場合は、簡単に答える。ただし、慎重に。
25.リラックス。深呼吸をして、あなたの考えをまとめよう。
26.ゲームを見直そう。奇妙なプレーやその他の状況について話そう。
27.建設的な批判を求めよう。良いパートナーはあなたが取り組むべきことを話してくれるだろう。逆に尋ねられたら、同じように正直な評価を彼らに示そう。
28.〔ゲームマネージメントが〕適切であったなら、ゲームマネージャに感謝しよう。彼があなたの面倒を見てくれたのなら、あなたが感謝していることを伝えよう。
29.ロッカールームは、あなたが見たときと同じようにしておくこと。他の誰かに片付けるように強制しないこと。
30.車まで一緒に歩こう。問題が起こりそうなら建物に戻ろう。ゲームマネージャまたは法の執行機関〔警察等〕を見つけよう。

30 Basics of Officiating