ゲーム・エンパシー(game empathy)

試合に共感する力。「ルールに則る」という当然の前提に立ったうえで、なおかつ試合の空気感を感じて判定を下す。感情移入するように、レフェリーが「試合そのものに移入」する必要がある、とこの記事の著者は述べています。レフェリーの裁量に判断が委ねられるケースにおいて、試合に共感する力がなければ、ゲームそのものが壊れてしまう。ヨーロッパのサッカーレフェリーは、良い意味でグレーゾーンをいじることに慣れており、それが彼らの判断力を養ってきたと、主張します。

ただし、我々が勘違いしてはいけないのは、「ルールに則る」という、スポーツの審判にとって当たり前の前提に立ったうえでの話であるということ。