試合の止め方

レフェリーは、試合を終了させるとき(例:ストップ)、膠着を解くとき(例:ブレイク)、裂傷の状態をチェックするときなど、必要に応じて、試合を止めたり、停止することができます。

止め方としては、①選手の間に割って入る、②選手に触れる(ブレイクなど)、③制止の動作をするなど、状況に応じた様々な方法があります。

KOを宣告する場合には、試合を確実にストップできる行動をとってください(試合終了時やラウンド終了時も同様です)。それらの場合には「割って入る」方法を推奨します。
具体的には、攻撃している選手の視界に入り、レフェリーがストップの行動をとっていることを確実に認識させてください。そして、攻撃を受けている箇所(例えば頭部にパウンドを受けている場合は打たれている選手の頭部)を守ってください。

レフェリーが攻撃している選手を背後から抱えて引き剥がすようにして試合を止めるシーンを見ることがありますが、この方法は、レフェリーによほどのパワーがないかぎり、あまりお薦めできません。選手を引き剥がすまで余計な攻撃が続いてしまう危険性があります。できるだけ、あいだに割って入って止めてください(ただし、攻撃の被弾にはくれぐれもご注意ください)。