ダウン/ノックアウト時の判断/対応

一方の選手がダウンした場合、レフェリーはダウンした選手が自分自身で防御(ディフェンス)できているか(できるか)どうかを判断しなければなりません。ダメージを受けた選手が知的にディフェンスをできていない(できない)場合は試合をストップするべきです。
ダウン後に反応ができない場合は当然ストップしてください。パウンドに対して単に頭を抱えているような状態も知的なディフェンスができているとは言えません。
また、立っている状態であっても、知的にディフェンスができていない場合にはノックアウトの宣告を躊躇しないでください。戦いが余りにも一方的になり、もはや試合にならない場合も同様です。
ダウンの評価を瞬時に行い、ノックアウトだと判断すれば、攻撃している選手を制止し、試合終了のコール(腕を大きく振りながら「ストップ」をコール)をして、試合を止めます。防御不能な選手が更なるダメージを受けることにないよう、レフェリーの迅速で確実な行動が求められます。
ノックアウトをコールしたら、医師を呼び、可能ならマウスピースを外し、医師がケージ/リング内で診察を開始するまで、ダウンした選手に衝撃が加わらないように注意を払います。