シグナルとしてのレフェリーのコール

レフェリーのコールは、シグナルあるいは記号です。例えば、「アクション」のコールは、「ブレイク」を予告するシグナルです。レフェリーは、短いコールによって、できるだけ試合に干渉せずに、自分の解釈や判断を明確に示します。

言葉を発するのは必要最小限にとどめるべきです。「アクション」をコールしたあとに、しばらくして「このまま展開がないとブレイクするぞ」とわざわざ言葉を発するレフェリングを見ることがありますが、望ましくありません。「展開がないとブレイクをする」という意味のコールが「アクション」なのですから。

「アクション」を何回もコールしたり、余計な言葉を発するレフェリーは、たいていの場合「アクション」のコールが早すぎます。つまり、「ブレイク」するつもりがないのに(言い方を換えると、「ブレイク」を予告するシグナルとしてではなく、「展開してほしいなぁ」という気持ちを伝えるために)「アクション」をコールしているのです。

レフェリーは、意味のあるシグナルとしてコールをしてください。