「インスタント・リプレー制度」について(和田レフェリーからの提言)

さまざまなスポーツにおいて、映像によるインスタント・リプレー(あるいはビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR))の制度が導入されています。ただ、それぞれ無制限にリプレーできるのではなく、リプレーを適用できる場面は限定されています。
実はMMAでもリプレー検証はできます。しかし、適用できる場面は、試合のフィニッシュに至る直接的な局面が反則によって引き起こされた可能性がある場合に限られています。つまり、リプレーできるのは、フィニッシュの原因が正当な技なのか、それとも反則なのかを確認する場面のみです。レフェリーは、リプレーから得られた情報をもとに、最終的な裁定することができます。しかし、その情報をもとに試合を再開することはできません。

さて、先日(10.13)の「JMOC和田良覚レフェリング・セミナー」において、和田さんがリプレー制度について言及されました。例えば、バッティングの有無を映像で確認できる場合は確認したほうが良いのではないか、という意見です。試合のフィニッシュの場面だけではなく、タイムストップの場面でも映像によって状況を確認し、そのうえで試合を再開・続行すべきという意味が含まれています。和田さんのご意見を受けて、MMAにおけるリプレー制度のあり方についてもこれから検討していきたいです。

そんなこんなで、和田さんの知見とスピリットが濃縮されたセミナーの模様が、明日10月26日(金)FIGHTING TVサムライ「月刊 格闘無双」で放送されます。ぜひご視聴ください。

みんなの和田さん。

10.13東京|JMOC和田良覚レフェリング・セミナー
FIGHTING TVサムライ「月刊 格闘無双」。初回放送: 10月26日(金)午後8:00~
https://www.samurai-tv.com/program/kakutoumusou/