MMAにおける「減点2」と「意図的な反則」

「意図的な反則」により相手が負傷し、試合続行が不可能になった場合は、反則をした選手の失格となります。

「意図的な反則」により相手が負傷したけれども、試合が続行された場合には、反則を犯した選手に対して「減点2」が課されます。ただ、実際には、「失格」はあっても、「減点2」が課される事例はほとんどありません。

偶発的な反則に対しては減点2は課されません。ただし、それを何度も繰り返すようなら、意図(故意)があると見なされ、減点2が課される可能性があります。

なお、「意図的な反則」により負傷し、試合続行がいったんは認められたけれども、その後のある時点で続行不可能となり、その時点で反則を受けた選手がスコアをリードしていた場合は、その選手の「テクニカル・デシジョン(technical decision)」による勝利となります。

試合の続行が不可能になった時点でスコアが同点あるいは反則を受けた選手がビハインドの場合は、「テクニカル・ ドロー(technical draw)」となります。