反則による負傷を回復させるための時間と対応

反則を受けた選手がケガやダメージを負った場合、競技を中断できる時間は最長5分です。
レフェリーは、反則を受けた選手が試合を継続できるかどうかを5分以内に決定しなければなりません。
反則によって被った負傷が重い場合や勝利へのチャンスが著しく侵害された場合、また頭部に脳しんとう(あるいは脳しんとうに類するダメージ)を伴う場合は競技を続行することはできません。
リングドクターに診断を依頼する場合、ドクターは5分以内に試合継続の可否を判断しなければなりません。

選手には回復のための時間(=5分)が与えられていますが、自分の意思で5分を使い切る権利はありません。レフェリーに再開を指示されたときには、競技を再開しなければなりません(ただし、ローブローの反則を受けた場合は、外見からダメージを判断することが難しいので、競技者の意思は最大限に尊重されています)。
負傷した選手がレフェリーによって「試合続行不可」と判断された場合には、レフェリーはすぐに試合を終了させなければなりません。5分の時間がまだ残っていても、レフェリーが「続行不可」と判断した場合には、選手は時間が残っているからといって抵抗することはできません。