反則「相手競技者の負傷の原因となるような非スポーツマン的な行動(unsportsmanlike conduct that causes an injury to opponent)」

どのスポーツにおいても、相手選手や審判への暴言、侮蔑行為などの非スポーツマン的行動(unsportsmanlike conduct)が禁じられています。もちろん、MMAにおいてもこれらの行為は禁止されています。例えば、MMAユニファイド・ルールには次のような規定があります。
・競技場内において汚い言葉を吐くこと(use of abusive language in the fighting area)
・レフェリーの指示を著しく無視する(flagrant disregard of the referee’s instructions)
・試合・ラウンド終了の合図が鳴ったあとの相手への攻撃(attacking an opponent after the bell has sounded the end of the period of unarmed combat)
・ブレイク中の相手への攻撃(attacking an opponent on or during the break)
・レフェリーの保護のもとにある相手への攻撃(attacking an opponent who is under the care of the referee)

また、特に「相手競技者の負傷の原因となるような」非スポーツマン的な行動が厳しく禁じられています。例えば、ノックアウトされた相手やタップアウトをした相手にその後も不要なダメージを加えようとする行為が上げられます。

映像は、今年3月に開催されたLFA36において、ChatmanがKOされた相手の背中に飛び乗り、宙返りをしたシーン。Chatmanは、試合終了後の攻撃と非スポーツマン的行動により失格負け。カリフォルニア州アスレチック・コミッションからは500ドルの罰金と3ヶ月の出場停止処分が課されました。