「従来から考えられてきたほどにはテイクダウンは勝つために重要ではない」

UFCパフォーマンス・インスティチュート(UFC PI)が、試合、怪我、コンディショニングなどに関するデータを公開しました。
意外なデータとしては、試合に勝つための要素として、テイクダウンの成功の重要度は19番目にすぎないとされています(フォレスト・グリフィンのコメント)。

・UFCの戦いにおける重要度上位5つのパフォーマンス指標は次のとおりです。
1.ヒットした打撃の総数
2.強い打撃の成功率
3.打撃の企図総数
4.グラウンド・コントロールの時間
5.強い打撃のヒット
(ただし、フェザー級とフライ級では、グラウンド・コントロールが1位)

・階級が軽くなるにつれて、試合時間は長くなります。ヘビー級の平均は8時02分、女子ストロー級は12分35秒。2002年に比べて、試合時間は長くなる傾向にあります。

・打撃テクニックが最も多く負傷を発生させていますが、グラップリングとテイクダウンのテクニックは重い負傷を引き起こしています。

その他、階級ごとで異なるフィニッシュ技の違いなど、興味深いデータが公表されています。

※この記事のデータは、あくまで相関関係の「結果」であって、テイクダウンを重要視すべきではない、ということを言っているわけではありませんので、ご注意ください。
UFC Performance Institute data notebook: Takedowns not as important to wins as traditionally thought