反則「脊椎や後頭部への打撃攻撃」(strikes to the spine or the back of the head): (2)判断の目安

後頭部への反則打撃かどうか。実際の判断は難しいところですが、パンチが耳に触れていれば反則とは見なされません。(写真“Bloody Elbow”)

一方の選手が正当な打撃の動作を開始した直後に相手選手が自分の顔や背中の向きを変えたために、打撃が後頭部に当たってしまった場合は反則にはなりません。例えば、バックマウントを取った選手が、下を向いた選手の顔の側面にパンチを放とうとしている途中で下の選手が顔の向きを変えたために、パンチが後頭部に当たってしまった場合は反則にはなりません。ただし、下の選手がいったん横を向いたあとに動作を開始した打撃が後頭部に当たった場合は当然反則になります。