MMAユニファイド・ルールにおける試合時間

MMAユニファイド・ルールは何年にもわたって改正されていますが、国内MMA関係者に最新の規定が十分に周知されていないと思われることが多々あります。そこで、同ルールの最新版(2018年8月改正)の内容や、国内の現状とは異なる部分について、JMOCのHPやSNSで紹介していきたいと思います。

なお、同ルールと異なるルールを用いている場合は、そのルールを「ユニファイド・ルール」とは呼ぶことはできません(※)。国内プロモーションのなかには「ユニファイド・ルール」を自称しているところもありますが、ほとんどのプロモーションのルールは、同ルールに準拠した○○ルールであって、「ユニファイド・ルール」とは言えませんのでご注意下さい。

(※)ユニファイド・ルールにおける注記(原文)
Note: These are the Official Unified Rules of MMA. Any other form of these rules may not be called the “Unified Rules of MMA” and shall be referred to by the name of the commission sanctioning the/an event.

1.(試合時間に関する規定)
各ラウンドは(プロの場合)5分間、各ラウンドの間の休憩は1分間である。
a)いかなる試合であっても5ラウンド又は25分を超えてはならない。
b)試合は1ラウンド5分の1~5ラウンドから構成される。
c)いかなる競技者も、24時間以内に5ラウンド及び/又は25分を超えて競技することはできない。

プロの試合は、1ラウンド5分間で、ラウンド数は5ラウンドまでとされています。また、トーナメントの場合などで1日に複数の試合をする場合でも、同日内のラウンド数が5ラウンド、あるいは試合時間が25分を超えることはできません。