反則「フェンスやロープをつかむ(holding or grabbing the fence or ropes with fingers or toes)」(2)
フェンスやロープをつかむことは反則ですが、フェンスやロープを垂直な「壁」として使用することは問題はありません。フェンスもロープも試合場では「壁」として擬制されています。「壁」にからだをあずけて倒れるのを防いだり、もたれかかりながら立ち上がることができます。
前にも述べましたが、手や足の裏をフェンスに当てたり、フェンスを押すこともできます。手をフェンスに当てて立ち上がることも反則ではありません(フェンスをつかんで立ち上がればもちろん反則です)。
リングの場合でも、コーナーポストやロープに背中をあずけて立ち上がることは反則ではありません。
しかし、ロープに(上から)手を置いて立ち上がることは反則になります。選手がロープを垂直な「壁」としてではなく、「手すり」として用いて体勢をコントロールしているからです。
(写真はフェンスをつかんで立ち上がろうとする反則:Reddit MMA)